失敗しない「利回り」の見方
失敗しない「利回り」の見方
不動産投資をする際に利回りを重視される方も多いと思いますが、利回りだけに注目するのは危険な場合があります。利回りにおいて大切なのは、表面利回りではなく、実質利回りがどうかを気にすることが大切となってきます。
利回りの種類
表面利回り(グロス利回り)
計算式:年間家賃収入÷売買価格×100
実質利回り(ネット利回り)
計算式:(年間家賃収入-年間支出)÷売買価格×100
失敗しない「利回り」には実質利回りを見ること
不動産投資は、利回りの高さだけに注目すると危険もあります。実際のランニングコスト(物件を維持していくために必要な支出)が、物件によって違うからです。
実質利回りを見ることはとても重要なため、下記の例で見てみましょう。
都心部中古マンション |
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築年数 | 築17年 |
専有面積 | 23㎡ |
売買価格 | 23,800,000円 |
家賃(月額) | 95,000円 |
管理費・修繕積立金(月額) | 11,600円 |
表面利回り計算例
95,000円 × 12ヶ月 ÷ 23,800,000円 × 100 = 4.78%
実質利回り計算例
(95,000円 × 12ヶ月 - 11,600円 × 12ヶ月) ÷ 23,800,000円 × 100 = 4.20%
表面利回りのみに着目し物件を購入した場合に、実際にかかるランニングコスト(管理費、修繕積立金)が想定よりも高く支出が多くなり、想定した利回り収入よりも低い金額となってしまうケースがあります。
このような事がないように、実質利回りを必ず事前に確認するようにしましょう。
不動産投資をする上で