投資用マンションの探し方と注意点についての4つのポイント
2023/06/02
投資用マンションとは、自分で住むのではなく、賃貸に出して収入を得るために購入するマンションのことです。
投資用マンションは、不動産投資の一種であり、長期的に安定したキャッシュフローを期待できるメリットがあります。しかし、投資用マンションを探す際には様々な注意点がありますので、この記事では投資用マンションの探し方と注意点について、以下の4つのポイントに分けて解説します。
1. 立地条件をチェックする
2. 収益性を計算する
3. 管理状況を確認する
4. 購入後のフォローを考える
1.立地条件をチェックする
投資用マンションの立地条件は、その物件の価値や需要に大きく影響します。立地条件をチェックする際には、以下のような要素に注目しましょう。
・駅からの距離やアクセス
・周辺の商業施設や公共施設の充実度
・人口動態や将来性
・環境や治安
駅から近くて交通の便が良い物件は、賃貸需要が高くなります。また、スーパーやコンビニなどの商業施設や、病院や学校などの公共施設が近くにあると、生活利便性が高まります。
人口動態や将来性は、そのエリアの発展性や需要の変化を予測するために重要です。人口が増加傾向にあるエリアや、開発計画が進んでいるエリアは、将来的に価値が上がる可能性があります。
環境や治安は、住み心地や安全性に関わります。静かで緑豊かな環境や、犯罪率が低いエリアは、快適に暮らせるという魅力があります。
2.収益性を計算する
投資用マンションの収益性を計算する際には、以下のような指標に注目しましょう。
・購入価格
・賃料収入
・空室率
・管理費や修繕費などの経費
・利回り
基本的に投資用マンションの収益性は利回りによって表されます。年間の賃料収入を購入価格で割った値が高ければ高いほど、収益性が高くなります。
購入価格が割安だったり、賃料収入が高いと収益性は高まりやすく、逆に購入価格が高い割に、賃料収入が低い場合などは収益性が低くなります。
空室率は、投資用マンションの空き部屋の割合です。空室率が高ければ高いほど、収益性が低くなります。
管理費や修繕費などの経費は、投資用マンションを運営するために必要な出費です。経費が高ければ高いほど、収益性が低くなります。
収益性、利回りに関しては、こちらの記事「不動産投資におけるNOIの考え方とNOI利回り・NOI率の活用方法」も参考になりますのでご確認ください。
3.管理状況を確認する
投資用マンションの管理状況を確認する際には、以下のような要素に注目しましょう。
・管理会社や管理組合の信頼性
・共用部分や設備の清掃やメンテナンスの状況
・大規模修繕工事やリフォーム工事の計画や実施状況
管理会社や管理組合の信頼性は、投資用マンションの品質や安全性を保つために重要です。管理会社や管理組合がしっかりと運営されているかどうかを確認しましょう。
共用部分や設備の清掃やメンテナンスの状況は、投資用マンションの魅力や耐久性に関わります。共用部分や設備がきれいで機能的であればあるほど、入居者満足度が高まります。
大規模修繕工事やリフォーム工事の計画や実施状況は、投資用マンションの価値や需要に影響します。大規模修繕工事やリフォーム工事が定期的に行われていればいるほど、物件の老朽化を防ぐことができます。
4.購入後のフォローを考える
投資用マンションを購入した後も、以下のようなフォローを考える必要があります。
・入居者募集や契約更新などの賃貸管理
・賃料収入や経費などの会計管理
・税金やローンなどの金融管理
これらのフォローを自分で行う場合は、時間や手間がかかりますし、専門的な知識も必要です。そこで、不動産会社に委託することも一つの選択肢です。不動産会社に委託する場合は、以下のような点に注意しましょう。
・委託料金や契約内容
・不動産会社の実績や評判
・不動産会社とのコミュニケーション
委託料金や契約内容は、自分にとって納得できるものかどうかを確認しましょう。
不動産会社の実績や評判は、その会社が信頼できるかどうかを判断するために重要であり、不動産会社とのコミュニケーションは、トラブルを防ぐために必要です。不動産会社と定期的に連絡を取り合ったり、報告書をもらったりしましょう。
まとめ
投資用マンションを購入する際には、不動産会社に相談し、自分に合った物件を探してもらうことが一般的です。不動産会社によっては物件の紹介だけではなく、ローンの相談や購入後の管理などを行っている場合があります。
専門的な内容も多いため、不明点の確認やいろいろと相談できるような信頼のおける不動産会社にお願いしましょう。
以上が投資用マンションの探し方と注意点についての記事です。投資用マンションは魅力的な不動産投資ですが、失敗しないためには慎重な判断と計画が必要です。ぜひ参考にしてください。