みなさんはマンションに住むとなると何を基準に決めるでしょうか?
家賃や管理費などはもちろん、必須条件の付帯設備などもあると思います。
単身者なのか?夫婦2人なのか?それとも子供がいるのか?など家族構成によって広さや間取りも違うでしょう。
また、職場の近くか、アクセスがいいのか、子供がいる場合には学区や通学路も気になると思います。
引っ越すときには家族構成や希望によって間取りや部屋のタイプが決まってくると思いますが、マンション経営をする場合にはワンルームとファミリータイプではどちらがいいのでしょうか?
ご自身が住む場合とは違った視点から、マンション経営に適しているタイプを考えてみたいと思います。
家族類型別世帯数の推移からわかること
参照元:国立社会保障・人口問題研究所「将来推計人口・世帯数」
上図は、厚生労働省の施設等機関である国立社会保障・人口問題研究所が公表している統計資料の一部をまとめたものです。
ご覧いただくとわかるとおり、東京都の単身世帯は圧倒的に多く、今後も減少傾向にはないことが予想されています。
全国をみても単身世帯は急激に伸びており、2010年に夫婦と子の世帯を抜き1番多い世帯になっています。
ということは、ファミリータイプよりもワンルームの方が需要があるということです。
また、夫婦のみや夫婦と子の世帯は単身世帯に比べて持家率も高くなるので、賃貸の需要はワンルームのほうがより多いと考えらます。
大学の都心回帰で考えられること
主だった大学の都心回帰の動きとして、東洋大学が文京区へ、共立女子大学が千代田区へ、青山学院大学が渋谷区へ、明治大学が中野区へ、実践女子大学が渋谷区へ、大妻女子大学が千代田区へ、東京理科大学が新宿区へ一部の学部やキャンパスを移転しています。
また、城西大学も千代田区へ開設、帝京平成大学は豊島区へ本館を建設しています。
今後も日本女子大学の西生田キャンパスと中央大学の法学部が文京区への移転を発表しています。
少子化が進むなかで学生の確保が最大の経営課題である私立大学は、アクセスが良く繁華街の近くであれば生活もしやすく志願者を集めやすいようです。
大学が都心回帰すると学生が都心に集まりますので、キャンパスに近い一人暮らし向けのワンルームの需要はさらに高まると考えられます。
まとめ
マンション経営で区分所有するにはワンルームかファミリータイプかということでお伝えしてきましたが、東京都心部への転入超過は増加し続けており( 以前の転入超過に関する記事はこちら)、東京都の世帯数は単身者が圧倒的に多く、今後も大学の都心回帰による学生の増加も見込めるため、ワンルームの需要はまだまだ継続していく見込みです。
全国でも増え続ける単身世帯ですが、東京都ではより明確に表れており入居者が多く見つけやすいと考えられます。
すなわち、ワンルームはファミリータイプに比べて空室リスクが低いといえます。
マンション経営で安定した収益を得るためには入居差がいることが絶対です。
この空室リスクが低いのがワンルームの最大の魅力と言っても過言ではありません。
マンション経営で区分所有をするなら購入価格も比較的安く、維持管理費も抑えられ、高い入居率を保てるワンルームはメリットの多い選択になるといえます。
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